チワワのしつけ
しつけをはじめるまえに
チワワはとても頭の賢い犬種です。 また、勝ち気な性格の部分も持っています。油断しているとわがままな犬になってしまいます。 主があなたである事をしっかり覚えさせ、しっかり根気よく冷静に、しつけしてあげて下さい。 犬のしつけにはさまざまな方法があります。 特定の方法が正しくて、他が間違っているという事ではありません。 あくまでも、どのしつけ方法を参考にして取り入れるかは、ご家族様自身が決めて実行してあげてください(^^) しつけを成功させるには、あなた自身がいろんなしつけ方法を考慮し、効果が見られない時は工夫をしていく事が大切だと思います。時には真逆の発想がうまくいく事もあります。 特に1歳までのしつけは大事です。途中でなげださないで、根気よくやさしく、時には厳しく!きちんとしつけてあげましょう(^^)
一番重要なのは、犬の都合に合わさない、人間の都合にも合わさない!です。奥が深くて難しい言葉ですが、常に相手の立場に立ちつつも、一緒に暮らしていく上での必要なルールがあり、それを教えながら、その子なりの言い分もあるという事を理解してあげる事かなと思います。なぜ出来ないの?ではなく、その子にあった環境や方法、改善策を考えてあげてくださいませ
チワワのしつけで重要な事
大切な事は、第一に信頼関係です。この人は自分を好きで居てくれる、大切にしてくれる怖くない人と思わせてあげてください
信頼関係のない人にいきなり怒られると、人は怖いものと認識してしまいます。その加減で、吠えるようになる、噛むようになるのは、自分を守る為の行動になって来ます。そうさせない為にも、人は、怖くない事をきちんと教えてあげてください
たまに、大型犬を触るように、頭をぐしゃぐしゃとかして触る人がいますが、絶対に止めてください。人間の子供が、見ず知らずの人に、いきなり頭をぐしゃぐしゃ触わられて怖がるのと同じ事になります。心も見透かしているので心から愛してあげてください。大切な家族ですので、どうぞよろしくお願い致します。私は、たくさんの子を育てて暮らして来ました。みんなそれぞれの性格があって、いろんな表現があって、ひとりひとり違います。人間と同じです。自分を愛していない人や自分を嫌いな人を、やはり好きにはなれません。チワワはそれだけ頭が良いのです。そして、一度築かれた信頼関係は鉄壁のものにもなります。なので、人間がしつけ方法を間違わず、たくさん愛してあげてください
お迎え後の1週間
当方ではチワワの子犬ちゃん巣立つ1週間前くらいからサークルでの一人寝練習をしています。遊び時間は1日1度、2畳くらいの所に出し、そこにもベッドトイレを置いて、おもちゃもあります。室温は22~26度くらい、日当たりにもよります。サークルに戻るのは、眠くなった時(だいたい1~2時間くらいしたら眠くなります)か、食事の時にしています。体力的な事も心配なので大きさにもよりますが、サークルから小まめに出したり、戻したりはお勧めしません。大きくなればサークルは自分のお城なので喜んで入るようにもなりますが、基本子犬期は遊びたい、人間の子供同様、広い場所は公園のようなものです。そこで楽しく遊んでいる途中で、急にサークルに戻されるとやはり嫌なのです。 外が楽しいと覚えるとサークル内で鳴く事も考えられますので、せめて最初の数日はサークル内で過ごすようにし、そこが新しい環境での自分の安心出来る場所と認識させてあげてくださいませ。お家に慣れたらたくさん遊び時間を取ってあげてくださいませ
甘噛みについて
子犬期、歯の生え変わりなどで歯が痒く、甘噛みする子も多いと思います。可愛いから許そうか~は、やめておきましょう。いけない事はいけないと教えてあげてください。
噛んで来たら、おもちゃを与える。紐系のおもちゃロープなどを与える。 ダメだよ!痛い!と目を見て叱る!体罰はダメです お迎えして1週間くらいはあまり叱らないようにしてあげてください。まずは、新しい環境に慣れて、安心出来る場所と認識してからです。ですので、最初の間は、どうしても噛んで来るようなら遊びを止めて、その場を静かに離れてください。繰り返しする事で、噛むと遊んでもらえなくなると認識しだします。
環境にも慣れて、ちょっと激しくなって来たかな~な頃になったら、噛んで来たら、指を一文字状態で口に押し当てる。笑って叱ると喜んでいると勘違いするので、しっかりダメという気持ちで叱ってあげてください。結構、心の中を見透かしています。
おトイレのしつけ
チワワ賢い子が多いので、サークルの中では、自然に覚える子が多いです。ただし、トイレが汚い状態だと、綺麗な場所でしたいのでベットでしたりしますので、出来るだけトイレは綺麗に保ってあげてください。ただ、全く匂いが無くなるとトイレ認識がしづらくはなるので、ほんの少し匂いが残るくらいが良いと思います
うまくいかない時は、少しだけトイレをしたトイレシーツを下にして、新しいシーツを上に重ねるようにして置いて練習してください。
小さい間から必ずきちんと出来たら褒める事が大事です。チワワのトイレのしつけは、叱ってもうまくいかないと私は思います。失敗した時は、無言で無表情で片づける。しっかり拭くが大事で、出来た時は、褒めてあげるを繰り返してあげてください
また男の子の場合、おトイレを終わった後に綺麗に拭いてあげているご家族様は、ずぅっと足上げおしっこをしないように思います。
ジョイントサークル設置参考例
おトイレを覚えるまでの間、サークルの前にもうひとつくらいのスペースをジョイントします。起きた時、サークルから出た時がおトイレのタイミングが多いので、まず、サークルの扉を開けて、おトイレを済ませれたら褒めてあげてください。おトイレが終わったら外に出してあげてください。子犬期は、おトイレの回数が多いので、外にもトイレトレイがあるといいですね。出来たら
また褒めてあげるの繰り返しです。
ジョイント部分にも扉があってもいいと思います。
●いきなり部屋全体で遊びOKにすると、子犬の場合はおトイレをしたいと思ってサークルまで戻るのがなかなか難しかったりします。ある一定のスペース(一畳~1.5畳くらいを区切って、その中でしっかり水拭き出来るようにクッションフロアなどを敷き、その中で練習すると覚えやすいです。
●サークルの外はやはり楽しいものです。外へ出て遊んでサークルに戻るのはつまらないと感じていると思います。ですので、サークルに入るとまた閉まってしまうと考える子もいます。するとサークルへ戻りたくなくてトイレを外でするようになります。しばらくはサークル外にもおトイレを置いてあげるといいと思います。
成長とともに、食事をサークルで食べたりしていると、いい場所、落ち着ける場所と認識していきますので、サークルに戻っておトイレをするようになったりもします。成長に合わせて変えていってあげてくださいませ
友情出演の虎ちゃん
男の子は生後半年くらいから、早い子はもっと早いですが、足上げおしっこをする子もいます。それまでにしっかりトイレのしつけをしてあげてください。基本は、トイレをしたらしっかり短く褒める、そしてご褒美のドライフードを3粒あげる。1粒じゃなく3粒がポイントです。だいたい、出来るようになると褒めるのをやめてしまう飼い主さんが多いのですが、褒め回数が減ったとしても、褒める事をやめないであげてください。信頼関係が深まり、外出時などでも役に立つしつけだと思います。
お散歩時の外でおトイレをさせないのも1つの手だと思います。いろんな子の臭いを嗅いでしまう事で、マーキングをしだす場合もあります。
※足上げおしっことマーキングは別物の話で、足上げおしっこは決められたところにする。マーキングは部屋のあちこちにしてしまう事をいいます。
足上げが始まった時に困ってしまったら、足をあげそうになったら、そぉっと手で足を下げてあげてください。何度か繰り返しする事によってあげなくなったりもします。
つなぎ系の服のしっかり目のズボンを履かせてもいいと思います。必然と足上げしづらいので、立ったままするようになる事もあります。
女の子は、ヒートの時、半年に1回ほど、トイレがうまく出来なくなる時期があります。怒らないであげてください。生理現象的に気持ち悪くトイレが頻尿になる傾向にあります。おパンツを履かせる(履き替えなどで綺麗は保ってね)などしてあげてください。またその時期は、我慢してあげれるなら見過ごしてあげてください。気持ち悪くなくなれば、ほとんどの子は元通り出来るようになります。
しつけの際、絨毯・畳は最初難しいです。臭いが残ってしまうからです。しっかり洗える敷物か、クッションフロアから練習をしてください。クッションフロアでの練習が一番早く覚えます
無駄吠えについて
よく予防接種が終わるまで、外に絶対出さないでください。というアドバイスもありますが、全く出さないというのは、しつけの一番大事な時期の幼少期の期間、外を知らない子になってしまいます。犬のいる場所などを避け、バックに入れてお散歩する、ドライブをする。抱っこしてお散歩する(寒い日、暑い日は気を付けて)などして、小さい間からいろんな場所、音、人と接した子は、怖がってなくという事が少なくなります。
無駄吠えを覚えてしまった時も、叱るのではなく、怖くない事、大丈夫な事を教えてあげてください。この時必要な事は主従関係。しっかり飼い主さんに対して、ワンコにとって絶対的に信頼出来るパパママの存在になれているかは重要になって来ます。この人のいう事はちゃんと聞いた方が、安心だと思わせてあげる関係づくりが大切です。あまやかすだけでなく、しっかり守ってくれる頼りになる存在になってあげましょう。
そして、怖くないよ!大丈夫!と言ってあげる。それでもダメなら抱っこして、撫でて大丈夫だからなかないの!と言ってあげる。
声で叱るよりも、ペットボトルなどに小石を入れて音をしっかり出す方が効き目があります。声で叱ると加勢してもらっていると勘違いする事があります。
性格の差や、幼少期の環境でも変わってきますので、どうしてもダメな時は、しつけ教室や犬の学校などもいいと思います。
ハウス
サークル内にフードを差し出しながら、ハウス!って言って子犬を誘導してあげて下さい。 これは繰り返ししているとハウスを覚えます。 ちゃんと入れたら、嬉しそうに高めの声で褒めてあげてください。褒める事はとても大切です。サークルの中は楽しい所と思わせるためにも、食事はサークル内であげましょう。 こうする事によりハウス!を覚えやすくなります。
おすわり
1.子犬と対面して立ち、手にフードを持ちます。
2.フードに目に集中したら、おすわりといいながら、フードを子犬の頭のすぐ上に差し出します。
このとき、立ち上がったりしますが、その時は駄目!といいながらフード元に戻してください。 繰り返し行いましょう~。 出来た時は、必ず誉めてあげてフードをあげて下さい。 一日ではなかなか出来ないですが、毎日、毎回して下さい。 したりしないだりはしないで下さい。出来たら必ず褒める、嬉しそうに偉いね~♪など高めの声でいう。これはとても大事です
まて
おすわりが出来るようになったら、待ても教えてあげてください。この待ては、いろんな場面でとても役に立ちます。 おすわりをさせて、子犬と対面しててのひらを出して「まて!」といいます。
立ち上がるそぶりを見せたら、「駄目!お座り!」といいおすわりさせましょう! 「まて!」が出来たら、「よし!いいよ!」と言って、待てを解除してあげて下さい。 で、いっぱい誉めてあげて下さい散歩
お散歩は最期の予防接種が終了してからですが、事前にしておける事もあります。参考にしてみてくださいませ
◎お散歩デビューする前に、お家の中でハーネスやリードをつけて練習をしておくと良いです。最初は高い確率で嫌がります。優しく声をかけながら練習してください。
◎外慣れの為に、鞄インやドライブなどでお外慣れをしてあげてください。最初はこれも怖がる子が多いですが、繰り返しする事で楽しい事を覚えていきます。寒さ暑さ対策をしてしてあげてください。この時、大丈夫だよ~怖くないね♪楽しいね♪とか、優しく声掛けして練習してあげてください
◎お散歩行く前に、お散歩行こっか?とか声かけしていると、声掛けするだけで鞄インするように、だんだんなったりします
◎リードをつけてのお散歩は、お家の中で名前を呼んで呼び戻しが出来るようになってからにしてください。子犬期は大きな音を聞いたりしてびっくりして暴れたりする場合もありますので、ハーネスは暴れても抜けないものを使用してください。
◎子犬期の間は、お子様だけのお散歩はしないようにしてください。思わぬ事故もありますので、必ず大人も一緒に同行してください。
◎リードを無理やり引っ張らないでください。余計に嫌がってしまいます。大好きなもちゃや、大好きな人に前を歩いてもらう、大好きな食べ物で誉めながらするなど、いろいろ試してみてください
※散歩中に手を出して触ろうとする人がいますが、触り方や何かの拍子に噛んでしまう可能性はゼロではないです。また、自転車に乗っている人に飛びついた入りして、ケガをさせてしまう事もあります。チワワは少ないとは思いますが、気を付けてくださいませ
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